山形に行ってきた。
最近撮影のテンションが上がらなかったので、
行ってみたい場所に思い切って行ってみることに。
東北に惹かれるのは、多分私が山陰生まれだからだろう。
行ってみると解るのがけど凄く似ている。
最上川が観たかったのも理由のひとつでは有るけども・・・
これも多分、出雲地方を流れる 斐伊川を思い出すから。
最上川は静かで王道を行くような貫禄すらあった。
それに比べて斐伊川は湿っぽく、曲がりくねって妖しさがあるような気がする。
何処かでそんな湿った空気に触れたかったんだと思う。
東北に行くと思うんだけど、
田舎のちょっとした湿った空間ってちょっと艶っぽい。
・・・なんだろう?
うまく説明できないけど、もしかしたら日本人が昔は普通に持っていた色気??
みたいなものが残っているのかな・・?
ある個人の小さな美術館で観た、昔の着物の花柄ひとつとったって、かなり色っぽい。
別に裸が描かれているわけではなく、普通の菊の花だったり。
日本刀のデザインだって、余白の使い方が物凄く絶妙。且つ艶を感じずにはいられない。
デザインの題材に使われている花は隅にひっそり描かれているのだけど、
余白の使い方が上手いから隅にあっても存在感があり、決して殺風景ではない。
かといって花が誇張しているかと言うと、そうでもなく控えめでほのかな色気付き。
昔の日本人の美意識と艶っぽさったら、凄かったんじゃないのかな。
・・・というわけで寄り道ばかり、、、。
結局、そんなに撮影してないな・・・。
何しに行ったんだろう???
とりあえず、日本人は凄いって事でした。