先日、久し振りに少しだけ東京へ行った。
隙間時間を活用し、塩田千春「魂がふるえる」を観に行った。
そのメインのインスタレーションが織りなす世界観は、官能的でもあり直観的。
糸は、時間と空間をつなぐ象徴のよう。
輪廻や縁起の世界観にも思えてしまう。
毛糸の交差は子供の頃に楽しんだあやとりのようでもあり。
塩田千春自身、繭玉を創りだそうとけなげに糸を吐く小さな蚕のようにも思えてくる。
東洋思想を言葉で綴るのは、私にとってとても困難なことなのに・・
塩田千春の世界はそのような世界観をいとも簡単に体現してくれてくれているようにも思えてしまう。
素晴らしかった。



六本木
森美術館塩田千春「魂がふるえる」
2019.6.20(木)~10.27(日)まで
10:00~22:00(最終入館 21:30)
火曜 17時まで(最終入館 16:30)