京都は今年で6回目となるKYOTOGRAPHIE2018(京都国際写真祭)が開催されています。ほんの一部ではありますが、何回か足を運んだ端書きなど簡単に書かせて貰います。
No.1 須田一政 「日常の断片」@ギャラリー素形
先日、KYOTOGRAPHIE2018のAssociated Programsの一つである、須田一政「日常の断片」をギャラリー素形で拝見した。久しぶりの須田さんは、お公家文化の地、京都では、少しはにかんだようにも見えてしまう。。
展示テキストより
過去の目の前に存在しないように、日常には実体がない。繰り返される記憶の集積をそう呼んでいるに過ぎないのだ。他人と共有する日々に暮らしながら、その共有も幻想で、変わらないものは自分の内にしか見つけられないのかもしれない。
いつの頃からか、須田一政の世界の中に仏教の影響を感じていた。今回のテキストを読んで確信に近いものを感じてしまったのは私だけだろうか。
おそらくご本人に質問してもはぐらかされるだろう。ちなみに、彼の代表作である『風姿花伝』のタイトルの本家でもある世阿弥は、禅、曹洞宗系だったはず。