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2014年 12月 31日
早いもので今年も終わりを告げようとしている。
今年気付いた大きな日常の所作に「着付け」がある。
もともと11月のパリ行きに備え、パリの人に喜んでもらえるのかも・・と思い、
邪(よこしま)根性かつ急ぎで習い始めたのが着付けだった。
着物の仕立てをしていた叔母に連れられ、選んで貰った古着の大島紬。
はじめに驚いたのは、その価格。
日本の歴史と文化、伝統、そして哲学までも織り込んでいるのであろう、その一枚が、あまりの安さで売買されていたのだ。
これで本当にいいのだろうか・・と嬉しい半分戸惑ってしまった。
贅沢な話である。
叔母の話だと、今は大島紬より丈夫な絣(かすり)の方が高価で人気らしい。
それからパリに行くまでの2週間、着物の着付けの練習が始まった。
頭でなく体の記憶を辿る動きというのは、どこか自分の血の記憶を辿っている所作のようにも思えてくるから不思議だった。
手の記憶を辿り作り出す動作は、まるで亡くなった祖母、ひいては遠い私のご先祖さまの動きとリンクしたような不思議で安らぎの時間。
手の動きを辿ることが、遠い記憶の断片探しでもあり、会話、そして自分自身を真っさらにしてくれる禊のような時間でもある。
私の写真も、もしかしたらそんな無意識の血の辿る景色を追っている部分もあるのではないか・・?などと最近思うようになった。
知識の詰め込みだけでは得られない遠い広がり。
そんな日常の出来事も踏まえつつ写真がマイペースで出来たらと思います。
今年も一年ありがとうございました。
良いお年をお迎え下さい。
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