先日、植田正治 写真展「Illusion」レセプションに参加させて頂いた。
この作品は、植田氏が90年代リバーサルフィルムで多重露光等を駆使し作り上げた美しいシュール作品群。
運が良いことに、たまたまフィルムも拝見できた。
フィルムは影絵のような遊び心と、ダリのような非現実的な世界が混同し、型にはまった礼儀正しいだけの写真を少し飛び越えた面白さと美しさ、そして微かな翳が感じられたように見えた。
一枚のフイルムだけで何時間でも眺め楽しめそうな、写真のゆとり、それからどんな人にでも受け入れられそうな静謐な奥行はどこから生まれるのだろう。
植田氏自身、古美術や骨董が好きで、ふらっと知らないお店に入り、衝動買いをなさったりしていたお話など聞き、日常のゆとりや遊び心もかなり大事なんだろうか・・？などと思ってしまった。
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ナダール大阪 企画展・植田正治 写真展「Illusion」
2014年5月27日（火）～ 6月8日（日）
住所： 〒542-0081 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館B1F
TEL/FAX: 06-6251-8108
OPEN：11:00〜19:00（月曜休廊）
