印刷の立ち合い二日目は初日より更に早かった。
印刷で仕上がってきた作品の風合いを、私とデザイナーの伊勢さん、PDの野渡さんでチェックし、お互い気になった点を軽く話し合いながら、時々黒とグレーの濃度等調整をお願いする程度。
あまり調整を依頼しすぎると、意外にも濁ってしまい、出来が微妙になるそう。
マスタープリント(印刷の原稿)も持参してはいたのだけど、あまりプリントの再現ばかりに目が行ってしまうと全体のバランスが悪くなったりするらしく、こちらは殆ど観ずにの立ち合いに。
印刷の立ち合い二日目はなんと午前中にあっけなく終わってしまった。
インクは印刷されたてのやや濡れている状態が一番綺麗。
黒がとてもつやつやしていて活き活きとみえる。
暗室の水の中でゆらゆら揺れている印画紙にもにている。
水に相性がよいのかな。
夕方、発行所となるPlaceMに立ち寄ると発行人となる瀬戸さんがいらした。
頂いた最終の印刷見本をお見せすると、最後に「おめでとう!」と言ってくださり、少しうるっと来てしまった。(苦笑)