昨日の夜は少しだけ久しぶりの暗室。
写真集と同時に一応展示も予定しているので、少しだけプリントの手直し。
作品をギャラリーのイメージサイズに焼き直したいところだけど、使用していた印画紙が生産終了になったので、叶わぬ夢となってしまった。残念。
それにしても不思議。
ここのところ、季節の変り目の揺らぎに自分自身が駆られてしまい、悶々とするばかりで今まで何をやっても落ち着かなかった。
どんな気晴らしをしたとしても、相変わらず気分が冴えない日が続くばかり‥。
それが不思議なことに、昨日暗室に入った途端、そんな重苦しい気配は、すーっと何処かへ行ってしまった。
何故なんだろう?
プリントをしながら、何も考えて無いように見え、無意識の遠い自分が、言葉にならない何かを吐き出し包み込んでくれるのだろうか?
そういえば以前、本橋成一さんが自身のトークショーで、「暗室は自分にとって、”考える時間”」とおっしゃっていた。
私にとっては自己治癒の時間というか・・・
崩れかけたバランスを整える時間なのかもしれない。