以前、TVでたまたま 「フジ子~あるピアニストの奇跡~」再放送を観た。
フジ子 ヘミングの名前は知っていたのだけど、実生活等目にするのは初めて。
実際に番組を見てとても繊細でガラスのような感受性の持ち主だとわかった。
少女のようなピュアな眼差しをそのまま忘れずに何処かに持っている人。
一人っきりで一晩中ツリーの前に居たというクリスマスエピソードは、孤独や悲しみの中にもナイーブでピュアな内面が感じ取れとても印象に残った。
実際「賞賛するのは初心者」と辛口の批判をする人もいるし、「譜面通りの演奏ではないではないか」という人、技術面を指摘する人もいるらしい。
でも・・普通の人にじわっと届く表現でいいのではないか…と思った。
通な人の通な為の表現も良いのかもしれないけれど、もっと身近で普通の人に寄り添っていている表現もよいものではないのかな?・・なんて生意気か・・。
「この地上に私の居場所なんてどこにもありゃしない。
天国に行けば私の居場所はきっとある。 今はその準備をしているの。」
La Campanella