濱田さんの写真を振り返った時、台湾巨匠映画監督
侯孝賢を思い出しました。
彼(侯孝賢)はなんでもないような風景を引いてカット無しで淡々と長く撮る事ができる人です。
それって簡単そうにみえて、一歩間違えば観客を退屈にさせてしまうので、
相当強い意志とか信念が無ければできない事だと思うのです。
そこには、独特の間が生まれ・・・映像はなんでもない風景のはずなのに
綺麗で儚くて背後に広がる何かを感じることができます。
一見淡々としているため、よさはわかりにくい場合も有るのですが・・・
広がる世界観は見る側の想像力も生み出す事ができますし
最近忘れがちな日本人独特の間というか行間というかも感じ取れます。
それは一見インパクトのある作品より深く心に染みる場合があると思うのです。
私はハリウッドの長編スペクタル映画より、単館映画館の映画の方が好きです。
つつましい写真展だと思いました。
濱田純也「マッチ一本で見渡せる写真展」@
PlaceM 小ギャラリー
本日19日(日曜)19時まで
濱田さんすいません、mailの内容をかなり使わせて貰いました。