山岸涼子 「日出処の天子」
知り合いと話ていてむしょうに読みたくなった漫画。
以前かなりはまった作品。かなり昔の作品ではあるけれど。
先日心の底から読みたくなって、全巻一括注文して読んでみた。
やはり作品的にとても好きだ。
久しぶりに読み直して以前はまった時よりもっと好きになった。
作品的にもかなり質が高いし深いと思う。
写真とは直接関係ないのだろうけど・・。
最近、脱線が多い。
反省。
内容
後の聖徳太子となる厩戸王子が主人公の話。
聖徳太子の不思議な伝説、実は彼の超能力のような不思議な力をもちいたものだったと解釈して話が進んでいく。話の中で厩戸王子が好きになるのが蘇我入鹿の父蘇我毛人(同性愛)で、蘇我毛人は実の妹に愛される(近親相姦?)ため三角関係気味に。また厩戸王子は彼の恐ろしさを知っている母親から疎外され、孤独と寂しさどうにもならない気持ちに苦しむ。激しい孤独と毛人への悶々とした思い、嫉妬はさらに力となって秘めた野望とも絡み厩戸王子を激しく突き動かしていく。
歴史に絡み合う複雑でどろっとした人間関係、美しく繊細な描写はとても魅力的。
作品はこんな感じ
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