阿修羅 [asura]
もともとはインド古来の神様でインド名を「asura」。
サンスクリットで「asu」が「命」で「ra」が「与える」という意味のよう。
もともと善神だったとされるが「a」が否定の接続語となり
「sura」が「天」を意味することから、非天、非類などと訳されるようになりヒンドゥー教で
悪者としてのイメージが定着し地位を格下げされたらしい。
阿修羅は神と戦う魔神としての側面がイメージとして強い。
その代表的な話はインドの神々の中心であるインドラ(仏教で言う、帝釈天)と戦い続ける姿。
インドラ(帝釈天)とは力を司る神でいわゆる最高の神なのでどうしても勝つことができない。
どうしても勝てない阿修羅は救われない宿命にあり、戦うことの苦しみを負わされる。
それが一種の業、カルマとみなされるようになる。
それは戦いの止む事の無い世界。
戦い苦しみ続ける日常。