先日たまたま貰った芸術新潮2005年の9月号。
特集は「写真よ語れ」。
写真家には疎めの私には大変参考になる特集だと思いました。
写真の歴史とともに作家の紹介もあるし。
80Pにも及ぶ特集の中から一番惹かれた写真家は彼である。
ヨーロッパでは有名な写真家らしいです。
ユジェン・バフチャル(1946年生まれ スロヴェニア出身 パリ在住)
13歳で完全に失明。
哲学を勉強した後写真を始めたらしいですが、いったいどうやって撮るんだろう?
しかも作品は、闇と哲学を感じ取れる気がします。
どうも被写体との距離感は空気や音でわかるらしくって、カメラのレンズの絞り距離部分をわかり易いように改良工夫しているみたいです。
現像と焼付けはラボにお任せ。
仕上がった作品を見てもらい、他人とコミュニケーションを取りながら写真を改良しつつ仕上げていく・・・。
みたいな事書いてありました。
それにしても、素敵な世界です。
演出もあるので人それぞれだとは思いますが。
http://www.zonezero.com/exposiciones/fotografos/bavcar/index.html